第1回
基本中の基本
ウインナー炊き込み御飯


正樹:どの辺が基本なんですか
ごろぉ:始まって早々それは無いだろう
正樹:というか、何故僕と貴方なんですか
ごろぉ:最近、対話形式のやり取り減ってるし、あったとしてもはずなばっかりだし…
気が付いたら、お前とか消えてそうだったから…
正樹:……
ごろぉ:おっと。 話それたな。
んじゃ、サクサク行くぞー
正樹:ええと…今回は米とウインナーを一緒に炊くんですね?
ごろぉ:そう。 それぞれ別々に調理したのでは面倒だし、洗い物も増える。
一緒に炊いちまえば労力も半分。 大変お得なのだ
ごろぉ:早速使用材料を説明しよう。
今回使用する材料
米…4合
ウインナーソーセージ(御殿場高原あらびきポーク)…1袋
ソーセージ
以上だ
正樹:米4合に対して、多くないですか? ソーセージ
ごろぉ:まぁ、量は混ぜながら調整していこう。
では、早速調理に入るぞ
正樹:調理って… 米磨いでソーセージ入れて炊くだけでしょう
ごろぉ:愚か者。 お湯入れるだけのカップ麺やお茶漬けだって『調理例』とかあるだろうが。 いいから、米磨げ
正樹:しかも、僕ですかい
まぁ、良いですけど…
正樹:米磨ぎ完了
…はい。 磨げました
ごろぉ:ご苦労。 では、ソーセージを投入する
開けてはみたが…
…う〜ん…やはり、少し多いか…
正樹:…何か、『ソーセージ混ぜご飯』というか、『ご飯風ソーセージ』のような気も
ごろぉ:そこまでではあるまい。 さっさと投入してみろ
正樹:はいはい
正樹:…
…全部入れちゃいましたが
ごろぉ:う〜む。 米見えなくなったな〜
正樹:ちょっと取り出して、次回に残しますか?
ごろぉ:や、このままでいいよ。 賞味期限ギリギリだしなー
正樹:…………
ごろぉ:スイッチオン!
タイマー設定
…んじゃ、炊き上がるのを待つだけだな
正樹:そうですね…
ごろぉ:その前に、炊飯器の説明をしよう。
今回使用するのは、十数年我が実家に仕えていた古き良き物だ。
炊飯器
実家に新たな炊飯器が新調されたので、貰ったのだ。
タイマーは付いているが、時間設定は出来ない。
正樹:えらく古い型ですね
ごろぉ:まぁな。 でも、物はしっかりしてて、中々使えるのだ




ごろぉ:…さて、炊けたようだな
正樹:……何か、何とも言えぬ香りが漂ってますね
ごろぉ:う〜む…確かに。 今回はソーセージだから良いけど、匂いが強い物炊いたら部屋に染み付きそうだよな…
正樹:で、どうするんですか?
ごろぉ:どうするって… 喰うんだろうが。 ホレ、開けてみ
正樹:ハイハイ…
こんなん出ました
…わ
ごろぉ:おお… 見事にそのまんまだな
正樹:なんていうか…お米の対流とかでもう少し混ざると思ってたんですが
ごろぉ:古い炊飯器だしな…まぁいいさ。
さ、よそってみようか
正樹:アンタ、終始動く気無いのか…
茶碗は小さめ
微妙…
茹でたソーセージ乗っけたのと変わりませんね
ごろぉ:そうだなぁ… まぁ、食ってみるか
正樹:食べるのは貴方なんですかい
ごろぉ:いただきます…
ふむ… 何ていうか…茹でたものより、歯応えがねぇな
正樹:そうですか?
ごろぉ:長く加熱してたからかな…ふにゃふにゃした感じだ
正樹:そうですか… 味は?
ごろぉ:…なんか、炊く時塩でも振っとくべきだったかな。
物凄く薄くソーセージの味がするけど… 基本的には無味だな
ソーセージの方も、味が抜けちゃって、微妙…
茹でて乗っけた方が普通に旨いな
正樹:…食べなくて良かった
ごろぉ:何言ってんだ? 普通、料理番組でリポーターが一口二口食べた料理は、番組スタッフが片付けるものだぞ
正樹:え…僕が残りを食べるんですか?
ごろぉ:もちあたぼうよ。 頑張ってな〜
俺はカップ麺でも食うわ
正樹:…最後までこういう役割なんですか…

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